保護者の声

(はぐくみの会にて)
 子どもが3歳になる少し前から親子クラスに参加させてもらうようになって、年少からは預かりの方で、計3年半お世話になりました。
 もともと子どもには自然の中でのびのびと育って欲しいという思いはあったものの、初めての育児で他県から引っ越してきた直後というのもあり、理想の園の探し方もよく分かっていませんでした。そんな中で偶然にもすまっこに出会えた時は、私が探していた園はここだ!とすぐに思えたし、卒園まですまっこに通わせてもらえたことは私にとっても子どもにとっても、とても幸せなことだと本当に感謝しています。今思えば、大人も子どもも自然体で、みんながお互いをありのまま受け入れている、そういう、すまっこらしい雰囲気が、そう思わせてくれたんだと思います。
 入園したての頃は、まだまだ小さい体が隠れるほど大きいリュックを背負った我が子が、自然の中で友達とめいっぱい遊び、たまにはケンカもし、毎日いろんな感情や経験を通してどんどん成長していく姿が嬉しい反面、その成長についていけずに戸惑ったり悩んだりすることもありました。そんな時でも、かずちゃんみえちゃん、お母さん達の存在に励まされ、何より、みんなで子ども達の成長を一緒に喜べたことは、私にとってかけがえのない宝物です。
 子ども達が、安心して笑いたい時に笑い、泣きたい時に泣くことができていたのは、かずちゃん、みえちゃんをはじめスタッフの皆さんのおかげです。いつも温かい気持ちで子ども達を見守ってくれて、本当にありがとうございました。

(はぐくみの会にて)
3年前のこの日、まだ上の子が年少だった時、卒園児のお母さん、お父さんが泣きながらみんなの前で話していたのを見た時、その時は驚きました。でも3年半すまっこで過ごして、今はあの時のお父さん、お母さんの気持ちがとてもよくわかります。
3歳になったばかりの娘をすまっこに入れたとき、娘の毎日が急に輝き始めたように思いました。初めて持った、自分だけのお弁当箱、自分だけの水筒を、小さなリュックサックに詰め込んで、キラキラした世界へ飛び出していく大冒険の毎日。帰りには両手にいっぱいのお土産を、いつも嬉しそうに持って帰ってきました。
初めての育児で毎日に追われて、子供に何かしてあげられている自信なんてなかったけど、すまっこに入れたことだけは、親として、子供にいいことをしてあげられたな、と思いました。
3年半過ごす間に、娘の感性は驚くほど成長しました。
赤ちゃんの頃から大好きなタンポポの綿毛。初めはただ手に取って、フーッとタネを飛ばしていただけだったのに、ある時、裸になった綿毛の芯を持ってきて、「お母さん、どうしてタネがくっついてるのかわかったよ!」と、その構造を観察して理解していたり、あるようでなかなか見つけられない、造形の美しい小さな草を見せてくれたり。
変わっていく季節の中で、その匂い、形、冷たさ、あたたかさを全身で感じて、いつもめいいっぱい遊んでいました。
そんなことができたのも、かずちゃん、みえちゃんはじめスタッフの方々の見守りがあってこそでした。
肌寒い秋の日でも、川で遊んで全身ドロビチョ着替え✖️2なんてしょっちゅうで驚いたけど、それで冷えて風邪をひいたことは一度もなかった。子供同士のケンカの時も、叱るのではなく導く姿勢だったり、子供達の心境の変化を、言葉だけでなくその子の振る舞いで察してくれたり、親の知らない成長の過程を丁寧に説明してくれたり。油断できない保育の現場で、よくここまでの観察と気配りができるなぁ、と本当に、驚きと感謝しかありません。
また、他のお母さんたちもみんなそれぞれ個性的で、自然体で、魅力的な人ばかりで、一緒にいられてとても幸せでした。気づけば私にとっても、すまっこは大切な居場所になっていました。
そんな素晴らしい大人たちに見守ってもらえたからこそ、親も子供も安心して、3年半通うことができたんだと思います。
何にもないから、何でも作り出せる。
みんなに見守られ、人生の歩き初めに、そんなことをたくさん経験させてあげられました。
全ては伝えきれませんが、親も子も、かずちゃんみえちゃんを初め、みんなからたくさんのことを学ばせてもらいました。
本当にありがとうございました。

泥まみれになったりびしょ濡れになったり、自然の中で色々なことに挑戦して成長していく我が子の姿に日々驚かされます。子どもの意思を尊重して付き添って下さっているスタッフの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

森のようちえんの事は知り合いのお母さんから教えてもらい知りました。初めは不安もありましたが、子どもが毎日ニコニコ笑顔で登園し、帰ってきてワクワク顔で色んな出来事を話してくれる姿に、微笑ましく、今では信頼と安心を感じています。他の園と比べると園児数は少ないですが、2歳児〜年長まで同じ環境で過ごせることで、密な経験の中により子どもたちの成長を感じます。私自身、自然が好きなので一緒に活動しているつもりで、子どもの経験や体験を共有でき楽しんでいます!

森のようちえんに行くようになってから自分で遊びを考えて遊ぶようになりました。
以前から遊んでいたお友達と遊んでいる中で、ようちえんに行く前まではお友達とは決まった玩具で遊んだり、大人が誘った遊びに参加するだけでした。
しかし、森のようちえんに入ってしばらくすると、落ち葉を魚に見立てて枝で竿を作って魚釣りをし出したり、それをお友達と共有して遊びを広げたりして、自分で遊びを作るようになってました。
周りのお友達のママなども変化に驚いていましたし、私もそんな変化があるなんてビックリしました。

息子のお友達たちと森に出かける事がありました。皆は怖がるばかりでなかなか自然を堪能できない中、森に行き慣れている息子は、いつもの木の棒を探して、それを片手に先頭をきってどんどん歩いていったようです。森の中はやはり怖さと楽しさが共存する独特な雰囲気があると思います。そんな森でも登れる木や遊べる素材を懸命に探せるという息子の姿は頼もしく、怖さよりも楽しさを選べる力を森のようちえんで育んでるんだなと思いました。

私たちは、2歳から親子クラスに参加していました。そこで出会ったお母さんたちの話や、スタッフさんとの会話で、日常の子育てに関する小さな不安やストレス解消にもなっていました。なにより、子どもに初めてお友達が出来たりする姿はとても嬉しいものでした。
人見知りをしたり、自我が芽生えたり、成長過程には様々ありますが、子供だけでなく、親である私たちのこともそのまま見守ってくれるかずちゃんにたくさん助けられました。
その後、預かりクラスに入り、プレの月齢でみんなについてお山に登ったり、大きなリュックを背負い歩けるのか?など、不安だらけでしたが、かずちゃんたちのサポートはもちろんですが、そこに通うお兄ちゃんやお姉ちゃんたちが手をつなぎ、お弁当を手伝い、たくさん支えてくれている姿に感動しました。時には着いていけなかったり、まだルールを理解できず、仲間に入れないこともあるようですが、そこにいるってことだけで、ものすごい刺激をもらい毎日ワクワクして通わせてもらっています。

うちの子は2歳半で入園させてもらいました。
まだリュックのチャックすら上手く開けれない、ズボンも下げれるけど上げれない、靴も履ける靴、履けない靴がある。そんな子がひとりやっていけるのか、、、でもなぜか不安はなく、かずちゃんたちにお任せしてみた。
親の目から見た子供、先生から見た子供、子供たちから見た子供。それぞれの目がそれぞれの見方をする。できないことに焦っているのは親だけなのかもしれない。だから、うちはそんないろんな目があるこのようちえんが合っていた。
焦ることなく見守ってくださる先生。
いろんなことを手伝ってくれるお兄ちゃん、おねーちゃん。
年少クラスにあがりました。クラスと言っても全員一緒なのでないんだけど、年少になり、夏休みを迎えた。久しぶりに長期で親子の時間を過ごす。この時改めて、こどもの成長を感じた。小さな変化かもしれないけれど、物事をそう捉えてるのか!とか、そんな見方するのね!なんて素敵と思えることがたくさんありました。心がたくさん育っている。もちろん物理的にできるようになっていることもたくさんあったけれど、親の手を離れるようでさみしくもあった。
親は子供よりわがままなのかもしれない。
カリキュラムがないことで少し不安になることもありました。小学生になるまでに字が書けたり、数字を覚えなくていいのか?なんて。
でも、ここでは子供たちの遊びの中に全てがある。鬼ごっこするために、数を数えれるようになってみたり、時には海外の友達の入園で英語で挨拶してみたり、みんなそれぞれのお誕生日会のプレゼントのためにお手紙書いてみたり。
先生たちは子供の「やりたい!」を全力でサポートしてくれてます。何かができるようになることより、やりたい!のパワーを引き出してくれている環境は貴重です。
そのおかげで、この夏休みも息子は自分でやりたいことを見つけ、1人黙々と遊んでました。何もない場所で遊べるって、ものすごい創造力だと感じています。
公園の砂場で弱っている蝉を見つけて、蝉をつかみ木に戻してあげる優しさや、入院した祖父に元気になってと絵を描いたり、ひとりぼっちで家で待つ祖母が寂しくないようお風呂一緒に入りに行き話し相手したり、知らない子供たちにも興味を持って話しかけて友達になってみたり、感受性の豊かさは宝物だなと思いました。
このようちえんには、普通の幼稚園のような、親たちに成長を見せるための運動会や、発表会など、祖父母のために絵を描いたりするような行事がない。
だからってなにもないわけじゃない。
子供も先生も親もみんなが楽しい行事しかない。っていうのが正解かもしれない。
でも、こどもたちの成長を日々感動する親たちがいる。小さな成長を喜び合う家族がいる。小さな変化に寄り添う先生がいる。
喜びを共有し合える先生との個別懇談が私の楽しみの一つです。
そして夏休みが終わり、今日も大きなリュックにお弁当詰めて、虫カゴと網を持ってやる気満々で登園した息子を追いかける。
私から離れるのに時間がかかった半年前が遠い昔みたいです。なにも焦らなくていいんだな。

預かりクラスで1番不安だったこと。
雨の日です。
ようちえんに入る前も、雨の日を外で過ごすことはありましたが、せいぜい散歩です。我が子が雨の中あそぶってできるんだろうか?
雨の中車で集合場所まで送り、大雨の中子供を置いて帰るときは、不安で少し辛かったです。
初めての雨の日は、あそぶってことを全身でするお兄ちゃんたちを見てたって感じだったようですが、回数を重ねるごとに、お迎えに行ってみると、見たことないほどの笑顔とカッパは黄色だったよね?ってほど泥んこで、お山を降りてきました。
車にどう乗せればいいんだってほどです笑笑
私まで笑顔になり、とても満足そうに車に乗り込む子供の姿にすごく力をもらったことを覚えています。